在庫管理用語集
在庫管理と会計でよく使われる用語・略語の定義集です。3PL や売上原価から、安全在庫、SKU、運転資本までを解説します。
3PL(サードパーティ・ロジスティクス)
Section titled “3PL(サードパーティ・ロジスティクス)”3PL とは、物流やサプライチェーンの業務を外部の事業者に委託することです。在庫、保管、配送、さらには在庫管理まで外部の会社に任せることで、コストを抑えながら事業を成長させます。
5S(5S Methodology)
Section titled “5S(5S Methodology)”5S は、清潔で効率的かつ生産性の高い職場をつくり、維持するための指針です。日本で生まれた手法で、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの 5 つの「柱」で構成されます。5S を取り入れることで、倉庫の物流を最適化しやすくなります。
80/20 の法則(80/20 Rule)
Section titled “80/20 の法則(80/20 Rule)”80/20 の法則はパレートの法則とも呼ばれ、結果の 80% は原因の 20% から生まれるという考え方です。多くのビジネスで生産性や効率の改善に活用できます。在庫管理では、売上の大部分(80%)を生み出す重要な商品や要因(20%)を見極めることを意味します。
ABC 分析(ABC Analysis)
Section titled “ABC 分析(ABC Analysis)”ABC 分析は、在庫を価値に応じて 3 つのグループに分ける手法です。A は売上や在庫金額の大半を占める少数の商品、B は中間、C は貢献度の小さい多数の商品です。80/20 の法則を応用し、棚卸しや発注、管理の手間を重要な商品に集中できます。
買掛金(Accounts Payable, A/P)
Section titled “買掛金(Accounts Payable, A/P)”買掛金は、企業が仕入先や債権者に支払うべきお金です。会計上は流動負債に分類されます。
売掛金(Accounts Receivable, A/R)
Section titled “売掛金(Accounts Receivable, A/R)”売掛金は、すでに提供した商品やサービスの対価として、顧客が企業に支払うべきお金です。会計上は流動資産に分類されます。
資産管理(Asset Tracking)
Section titled “資産管理(Asset Tracking)”資産管理とは、企業の備品などの資産がどこにあり、誰が使っていて、どのような状態かを記録することです。在庫と違い、資産は販売されず、使用され、ロケーション間を移動し、返却されます。資産を管理することで紛失を防ぎ、メンテナンスや買い替えの計画を立てやすくなります。
BoxHeroでは: 商品
B2B(Business-to-Business)
Section titled “B2B(Business-to-Business)”B2B は、メーカーと卸売業者、卸売業者と小売業者のように、企業間で行われる取引や関係、サービスを指します。B2C(business-to-consumer)とは異なり、B2B モデルでは企業が個人の消費者ではなく他の企業に商品やサービスを販売します。
バーコードシステム(Barcode System)
Section titled “バーコードシステム(Barcode System)”バーコードシステムは、在庫管理をデジタル化したい企業に欠かせないツールです。バーコードは黒いバーと白いスペースの組み合わせで、商品の情報を表す記号です。適切なバーコードシステムを導入すると、商品管理や在庫管理のミスを減らし、人件費や管理コストも削減できます。
部品表(Bill of Materials, BOM)
Section titled “部品表(Bill of Materials, BOM)”部品表は、特定の製品を製造するのに必要な材料、部品、構成品とそのコストをまとめた詳細なリストです。各部品の数量や部品同士の関係を示し、生産の指針となります。
ブルウィップ効果(Bullwhip Effect)
Section titled “ブルウィップ効果(Bullwhip Effect)”ブルウィップ効果とは、小売段階でのわずかな需要の変動が、卸売業者、販売代理店、メーカー、原材料サプライヤーへと上流にさかのぼるほど大きな変動になる現象です。過剰在庫、コストの増加、顧客満足度の低下、資源の非効率な活用など、サプライチェーンの非効率につながることがあります。
セット商品(Bundles)
Section titled “セット商品(Bundles)”セット商品は、ギフトセットやスターターキットのように、複数の商品をまとめて 1 つの単位として販売するものです。セット商品が売れると中に含まれる各商品の在庫も減るため、セット商品そのものに加えて構成品の数量も管理する必要があります。あらかじめセット商品を組んでおくことはキッティングとも呼ばれます。
BoxHeroでは: セット商品
在庫保管コスト(Carrying Cost)
Section titled “在庫保管コスト(Carrying Cost)”在庫保管コストは、在庫を持ち続けるためにかかる費用の総額です。保管スペース、保険、税金、荷役、劣化や陳腐化に加え、在庫そのものに寝かせているお金も含まれます。在庫保管コストは通常、年間で在庫金額のかなりの割合を占めるため、過剰在庫は高くつきます。
キャッシュ・コンバージョン・サイクル(Cash Conversion Cycle, CCC)
Section titled “キャッシュ・コンバージョン・サイクル(Cash Conversion Cycle, CCC)”キャッシュ・コンバージョン・サイクルは、在庫への投資が販売によって現金として回収されるまでの期間を測る指標です。効果的な在庫管理によって CCC を短縮し、キャッシュフローを改善できます。
売上原価(Cost of Goods Sold, COGS)
Section titled “売上原価(Cost of Goods Sold, COGS)”売上原価は、一定期間に販売した商品を製造または仕入れるためにかかった費用の総額です。原材料費や製造に携わる人件費などの直接費は含みますが、店舗の賃料、従業員の給与、広告費などの営業費用は含みません。売上原価を見ると、顧客に販売する商品を作る、または仕入れるのにいくらかかっているかがわかります。
流動資産(Current Assets)
Section titled “流動資産(Current Assets)”流動資産には、現金、売掛金、在庫など、1 年以内に現金化される見込みの資産が含まれます。
流動負債(Current Liabilities)
Section titled “流動負債(Current Liabilities)”流動負債は、買掛金、短期借入金、その他の短期債務など、1 年以内に支払う必要がある債務です。
循環棚卸し(Cycle Counting)
Section titled “循環棚卸し(Cycle Counting)”循環棚卸しは、在庫を一度にすべて数えるのではなく、一部を定期的に数えていく方法です。毎回異なる商品やロケーションを対象にするため、業務を止めずに時間をかけて在庫全体を確認できます。高額な商品や回転の速い商品は、より頻繁に数えるのが一般的です。
BoxHeroでは: 棚卸し
在庫日数(Days of Stock)
Section titled “在庫日数(Days of Stock)”在庫日数は、現在の販売ペースで今ある在庫が何日もつかを見積もる指標です。現在の在庫を 1 日あたりの平均販売数で割って計算します。在庫切れを起こす前に発注のタイミングを判断するのに役立ちます。
BoxHeroでは: 在庫レポートの在庫日数指標
不良在庫(Dead Stock)
Section titled “不良在庫(Dead Stock)”不良在庫とは、長期間売れておらず、今後も売れる見込みの低い在庫です。現金や保管スペースを圧迫し、在庫保管コストもかかり続けます。早めに見つければ、値下げ、セット販売、返品、廃棄などで、さらに価値が下がる前に対処できます。
BoxHeroでは: 在庫レポート
需要予測(Demand Forecasting)
Section titled “需要予測(Demand Forecasting)”需要予測は、顧客が将来どれだけの商品やサービスを求めるかを予測することです。企業はデータを集め、傾向を分析して予測を立てることで、将来の需要を見積もり、より良い経営判断につなげます。
ドロップシッピング(Dropshipping)
Section titled “ドロップシッピング(Dropshipping)”ドロップシッピングは、ショップが在庫を持たずに顧客へ商品を販売する小売モデルです。代わりに提携した仕入先が在庫を管理し、顧客へ直接発送します。
経済的発注量(Economic Order Quantity, EOQ)
Section titled “経済的発注量(Economic Order Quantity, EOQ)”EOQ は、発注コストと在庫保管コストを含む在庫コストの合計が最小になる発注量を求める、在庫管理の計算式です。簡単にいえば、需要を満たしながら費用を抑えられる最適な発注量です。
ERP(Enterprise Resource Planning)
Section titled “ERP(Enterprise Resource Planning)”ERP は、人事、会計、サプライチェーンなど、企業の基幹業務や日々の業務を管理するためのソフトウェアです。ERP システムは一元化されたデータベースで意思決定を支え、多くの業務を自動化・効率化します。
先入先出法(First In, First Out, FIFO)
Section titled “先入先出法(First In, First Out, FIFO)”FIFO は、在庫コストの管理や売上原価の計算に使われる一般的な在庫評価方法です。FIFO では最も古い在庫から先に販売したものとみなし、実際の在庫の動きに近い形になります。
棚卸し(Inventory Count)
Section titled “棚卸し(Inventory Count)”棚卸しは在庫監査とも呼ばれ、ある時点で手元にある商品の数量を実際に数えて確認する作業です。在庫管理システムに記録された数量が実際の在庫と一致しているかを確かめます。差異を見つけて照合し、誤りをなくすことで、在庫の正確さを保ちます。
BoxHeroでは: 棚卸し
在庫管理(Inventory Management)
Section titled “在庫管理(Inventory Management)”在庫管理は、在庫数や注文を追跡しながら、コストを抑えて顧客の需要に応えられるよう、企業の在庫を管理・整理するプロセスです。最適な在庫水準を保ち、記録を正確にし、業務を効率化するためのあらゆる活動が含まれます。
在庫回転率(Inventory Turnover)
Section titled “在庫回転率(Inventory Turnover)”在庫回転率は、一定期間に平均在庫を何回販売したかを示す指標です。売上原価をその期間の平均在庫で割って計算します。回転率が高いほど一般に在庫を効率よく管理できていることを示し、低い場合は過剰在庫や不良在庫の可能性があります。
BoxHeroでは: 在庫レポートの在庫回転率指標(数量ベースで、総出庫数 ÷ 平均在庫で計算)
ジャストインタイム(Just-In-Time, JIT)
Section titled “ジャストインタイム(Just-In-Time, JIT)”ジャストインタイムは、生産に必要なときに必要な分だけ商品を受け取ることで、在庫水準を最適化し、ムダを減らす在庫戦略です。手元の在庫が少なくなるため、資金に余裕が生まれ、在庫保管コストが下がり、最終的に在庫コストを最小限に抑えられます。JIT は製造業をはじめ多くの業界で効率向上のために広く使われています。
後入先出法(Last In, First Out, LIFO)
Section titled “後入先出法(Last In, First Out, LIFO)”LIFO は、在庫コストの管理や売上原価の計算に使われる一般的な在庫評価方法です。LIFO では最も新しく仕入れた在庫から先に販売したものとみなすため、コストに現在の市場価格が反映されます。物価が上昇している時期には税制上のメリットが生じることもあります。
リードタイム(Lead Time)
Section titled “リードタイム(Lead Time)”リードタイムは、注文を出してから商品が届くまでにかかる時間です。リードタイムが長いと、在庫保管コストの増加や在庫切れ、顧客の不満につながることがあります。
物流(Logistics)
Section titled “物流(Logistics)”物流は、商品やサービス、情報がメーカーや販売代理店から消費者に届くまでのプロセスです。保管、在庫管理、受注処理、サプライチェーン管理を通じて、商品が適切な場所に適切なタイミングで届くよう、その流れを計画・管理・調整します。
最小発注数量(Minimum Order Quantity, MOQ)
Section titled “最小発注数量(Minimum Order Quantity, MOQ)”MOQ は、仕入先が 1 回の注文で販売に応じる最小の数量です。仕入先やメーカーにとって採算が合うために、最低限注文しなければならない数量を指します。
過剰在庫(Overstock)
Section titled “過剰在庫(Overstock)”過剰在庫とは、現在の需要に対して必要以上の在庫を抱えている状態です。コストの増加や業務の非効率につながることがあります。過剰在庫を防ぐには、在庫管理システムで在庫数をリアルタイムに把握しましょう。
ピッキング・梱包(Pick and Pack)
Section titled “ピッキング・梱包(Pick and Pack)”ピッキング・梱包は、注文された商品を保管場所から取り出し、出荷用に梱包する受注処理のプロセスです。商品や数量の取り違えなどのピッキングミスが最も多い問題で、主に倉庫レイアウトの不備や不正確な在庫記録が原因です。ロケーションを分かりやすく整理し、ピッキング時にバーコードをスキャンすることでミスを防げます。
BoxHeroでは: バーコードスキャン
発注書(Purchase Order, PO)
Section titled “発注書(Purchase Order, PO)”発注書は、買い手が商品を注文するために仕入先へ送る書類で、商品、数量、価格、納品条件を記載します。仕入先が受諾すると合意となり、商品が届いた時点で在庫に入庫されます。
BoxHeroでは: 仕入
QR コード(QR Code)
Section titled “QR コード(QR Code)”QR コードは、白黒の正方形で構成された 2 次元バーコードです。一般的な 1 次元バーコードより多くの情報を持てるうえ、スマートフォンのカメラでどの角度からでも読み取れるため、商品やロケーション、資産のラベルに便利です。
BoxHeroでは: バーコード印刷
発注点(Reorder Point, ROP)
Section titled “発注点(Reorder Point, ROP)”発注点は、在庫がなくなる前に商品が届くよう、新たに発注すべき在庫水準です。一般に、1 日あたりの平均使用量 × リードタイム(日数)に安全在庫を足して計算します。
BoxHeroでは: 在庫不足通知
リバースロジスティクス(Reverse Logistics)
Section titled “リバースロジスティクス(Reverse Logistics)”リバースロジスティクスは、商品を顧客から仕入先や製造元の企業へ戻す物流のプロセスです。返品、リサイクルや再加工、破損品や不良品の廃棄が含まれます。
RFID(無線自動識別)
Section titled “RFID(無線自動識別)”RFID は、電波を使って商品を識別・追跡する技術です。簡単にいえば、電波で在庫や資産を追跡・管理する現代版のバーコードのようなものです。企業は一般に商品へ RFID タグを取り付け、自動識別やリアルタイムの追跡に活用します。
安全在庫(Safety Stock)
Section titled “安全在庫(Safety Stock)”安全在庫は、予期せぬ欠品に備えて余分に持っておく在庫です。需要が想定を上回ったときにも商品を切らさずに済みます。
BoxHeroでは: 安全在庫を設定して在庫不足通知を受け取る
販売注文(Sales Order)
Section titled “販売注文(Sales Order)”販売注文は、売り手が顧客の注文を確認するために作成する書類で、商品、数量、価格、配送情報を記載します。注文を出荷すると、商品が在庫から出庫されます。
BoxHeroでは: 販売
在庫調整(Stock Adjustment)
Section titled “在庫調整(Stock Adjustment)”在庫調整は、商品の記録上の数量を実際の数量に合わせて修正することです。棚卸しの後や、破損、紛失など仕入・販売以外の変動を記録するときに使います。
BoxHeroでは: 在庫調整
SKU(Stock Keeping Unit)
Section titled “SKU(Stock Keeping Unit)”SKU は、企業の在庫にある各商品を識別するための一意の英数字コードです。サイズ、色、メーカーなど商品の属性を表すこともでき、在庫管理や品揃えの計画をシンプルにします。
BoxHeroでは: 商品
在庫移動(Stock Transfer)
Section titled “在庫移動(Stock Transfer)”在庫移動は、倉庫から店舗へなど、在庫をあるロケーションから別のロケーションへ移すことで、合計数量は変わりません。在庫移動を記録することで、各ロケーションの在庫を正確に保てます。
BoxHeroでは: 在庫移動
在庫切れ(Stockouts)
Section titled “在庫切れ(Stockouts)”在庫切れは、顧客の需要に応えるのに必要な商品がなくなった状態です。販売機会の損失、顧客満足度の低下、生産の中断につながることがあります。正確な在庫追跡、在庫管理システム、定期的な棚卸しが在庫切れの防止に役立ちます。
BoxHeroでは: 在庫不足通知
サプライチェーン(Supply Chain)
Section titled “サプライチェーン(Supply Chain)”サプライチェーンは、原材料から最終顧客に届くまで、商品を生産・配送するための一連のプロセスです。調達、製造、保管、流通が含まれます。
ベンダー管理在庫(Vendor Managed Inventory, VMI)
Section titled “ベンダー管理在庫(Vendor Managed Inventory, VMI)”ベンダー管理在庫は、仕入先が顧客の在庫を管理・補充するサプライチェーン戦略です。仕入先が顧客の在庫データをリアルタイムで確認し、在庫を最適な水準に保つよう補充を判断します。
倉庫管理システム(Warehouse Management System, WMS)
Section titled “倉庫管理システム(Warehouse Management System, WMS)”倉庫管理システムは、商品の移動や保管、入荷・ピッキング・梱包・出荷などの関連業務を含め、倉庫業務を管理・最適化するためのソフトウェアです。WMS によって在庫管理と業務効率が向上します。
BoxHeroでは: BoxHeroをWMSとして使えますか?
総平均法(Weighted-Average Cost, WAC)
Section titled “総平均法(Weighted-Average Cost, WAC)”総平均法は、在庫の平均単価を計算して売上原価を求める方法です。古い在庫と新しい在庫の両方を考慮し、在庫 1 個あたりの平均コストを算出します。
運転資本(Working Capital)
Section titled “運転資本(Working Capital)”運転資本は流動資産と流動負債の差額で、企業の短期的な財務の健全性を示す指標です。日々の運営費に使える資金を表します。運転資本をうまく管理することで、中小企業は効率的に事業を運営し、コストを抑えながら成長を続けられます。